
ホワイトニングは、美しい口元を叶えるための自由診療であり、施術方法や選択肢によって費用が大きく異なります。
この記事では、歯科医院で行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、両者を併用するデュアルホワイトニングの費用を解説します。
さらに、セルフホワイトニングとの違いも解説し、目的やライフスタイルに応じた最適な選び方のポイントを紹介します。
ホワイトニング費用の相場はいくら?

歯科医院で行うホワイトニングの費用相場は、保険適用外の自由診療となるため、2万円~10万円程度の幅があります。
歯科医院で行えるホワイトニング施術方法は、主に以下の種類があります。
- オフィスホワイトニング:歯科医院で歯科衛生士が高濃度薬剤を使用して行う施術
- ホームホワイトニング:歯科医院で作製したマウスピースを使用して自宅で行う施術
- デュアルホワイトニング(トータルホワイトニング):オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する施術
施術方法によっても費用が大きく変わるため、患者さん自身の目的やライフスタイルに合わせて選択しましょう。
スガノ歯科クリニックの各ホワイトニング施術方法の料金

スガノ歯科クリニックでは、患者さんのご希望やライフスタイルに合わせて3つのホワイトニング施術方法を提供しています。
ホワイトニングは保険適用外の自由診療のため、歯科医院によって料金が異なります。
ここでは、スガノ歯科クリニックで提供している、各ホワイトニング施術方法の料金と特徴を解説します。
オフィスホワイトニング:32,400円~
スガノ歯科クリニックのオフィスホワイトニングは、高濃度のホワイトニング剤を歯に塗布し、特殊な光線を当てて短時間で歯を白くする施術です。
料金は32,400円からで、歯科衛生士が施術します。高濃度の薬剤を使用するため、1回の施術でも効果を実感しやすく、即効性に優れている点が特徴です。
歯科衛生士が行う専門的な施術のため、万が一痛みやトラブルが生じた場合も、すぐに対応します。
ただし、効果の持続期間は比較的短く、定期的なメンテナンスが必要になるケースが多い点に注意が必要です。
忙しい方や結婚式などの大切なイベントを控えている方、その場で歯を白くしたい方に適した施術方法です。
ホームホワイトニング:27,540円~
スガノ歯科クリニックのホームホワイトニングは、歯科医院で専用のマウストレーを作製した後、自宅でホワイトニングを行う方法です。
料金は27,540円からで、マウストレーに低濃度のホワイトニング剤を注入して1時間半〜2時間ほど装着することで少しずつ歯が白くなっていきます。(薬剤の濃度に応じて装着時間は異なります)
自宅で手軽に行えるため、自分のペースで続けられる点がメリットです。オフィスホワイトニングと比較して色の後戻りが起こりにくく、白さが長期間持続する特徴があります。
また、透明感のある自然な白さを得られるため、見た目に不自然さがないのも魅力です。
ただし、低濃度の薬剤を時間をかけて浸透させるため、効果を実感するまでに2週間程度必要です。
毎日継続して行うことで効果が持続するため、根気よく続けられる方に適しています。
トータルホワイトニング:68,040円~
スガノ歯科クリニックのトータルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する施術方法で、料金は68,040円からです。
完璧な白さを求める方には、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用が適しています。
オフィスホワイトニングの即効性とホームホワイトニングの持続性を両方活かせるため、短時間で効率よく白い歯を手に入れながら、後戻りを防止して白さを維持できます。
費用は高額になりますが、単独で受ける場合よりもセット価格で提供されているため、個別に受けるよりも経済的です。
単独のオフィスホワイトニングよりも効果が高く、最も長期間持続する白さを実現できるため、費用対効果の面でも優れた選択肢です。
ホームホワイトニングとセルフホワイトニングの違いは?

ホームホワイトニングとセルフホワイトニングは、全く別のホワイトニング方法です。
名前が似ているため混同されがちですが、施術場所、使用薬剤、費用、効果、管理体制において大きな違いがあります。
ここでは、ホームホワイトニングとセルフホワイトニングの違いを解説します。
施術場所と使用する薬剤
ホームホワイトニングとセルフホワイトニングの最も大きな違いは、施術を行う場所と使用できる薬剤です。
施術方法 | ホームホワイトニング | セルフホワイトニング |
施術場所 | 自宅 | 美容サロンやホワイトニングサロン |
使用する薬剤 | 高濃度の過酸化尿素(10~22%) | 低濃度のポリリン酸やメタリン酸など |
薬剤の分類 | 医薬品 | 化粧品・医薬部外品 |
ホワイトニング効果 | 歯の内部まで浸透して漂白効果を発揮 | 歯の表面の着色汚れを除去 |
歯科医院で管理されるホームホワイトニングでは医薬品扱いの薬剤を使用できるため、歯の内部まで浸透して漂白効果を発揮します。
セルフホワイトニングでは過酸化水素の使用が法律で禁止されているため、歯の表面の着色汚れを除去する化粧品・医薬部外品レベルに制限されています。
この薬剤の違いが効果の差に直結するため、同じ「ホワイトニング」という名称でも実現できる白さには大きな違いがあることを覚えておきましょう。
費用と効果の持続期間
費用面では、ホームホワイトニングの初期費用が2万円~5万円程度に対し、セルフホワイトニングは1回あたり3千円~5千円程度と安価です。
効果の持続期間を比較すると、ホームホワイトニングは6か月~1年程度持続するのに対し、セルフホワイトニングは2週間~3週間程度と短い期間です。
施術方法 | ホームホワイトニング | セルフホワイトニング |
費用 | 初期費用2万円~5万円 | 1回3,000円~5,000円程度 |
効果持続期間 | 6ヶ月~1年程度 | 2週間~3週間程度 |
年間維持費 | 約6万円(メンテナンス費込み) | 3万6,000円~6万円(月1回通院の場合) |
追加費用 | 薬剤のみ追加購入可能 | 継続的な通院が必要 |
年間コストで見ると、セルフホワイトニングで月1回通った場合は3万6千円~6万円程度が必要になります。
ホームホワイトニングは一度マウスピースを作製すれば、後戻りが生じた際に薬剤のみを追加購入すれば継続できるため、長期的な費用対効果に優れています。
専門的管理体制
ホームホワイトニングは、歯科医師による継続的な専門管理のもとで治療が進められます。
薬剤の濃度調整、使用期間の設定、副作用への対応など、医学的根拠に基づいた判断が随時行われ、適切な管理体制が整備されています。
施術方法 | ホームホワイトニング | セルフホワイトニング |
管理体制 | 歯科医師による継続的な専門管理 | 医療従事者によるサポート不可 |
法的位置づけ | 医療行為(医師法・歯科医師法適用) | 医療行為ではない(美容サービス) |
副作用救済制度 | 医薬品副作用被害救済制度の対象となる可能性あり | 同制度の対象外 |
一方、セルフホワイトニングでは医療従事者による専門的なサポートは法的に提供できません。
サロンスタッフは医療に関する助言や診断を行うことが禁止されており、施術に関するトラブル発生時の対応には限界があります。
ホームホワイトニングの薬剤による健康被害は医薬品副作用被害救済制度の対象となりますが、セルフホワイトニングの成分(化粧品・医薬部外品レベル)は同制度の対象外です。
目標とする白さと継続性
ホームホワイトニングとセルフホワイトニングでは、「どれだけ白くできるか」と「どのくらい続けやすいか」に大きな差があります。
以下の表で両者を比較したうえで、それぞれの特徴を解説します。
施術方法 | ホームホワイトニング | セルフホワイトニング |
白さの目標 | 歯本来の色以上に漂白可能象牙質の色素を化学的に分解 | 表面の着色汚れ除去が主目的黄ばみの強い方には限界あり |
効果実感までの期間 | 約2週間程度 | 即効性は低い |
持続性 | 薬剤をじっくり浸透させるため長持ち | 持続期間は2~3週間程度 |
ホームホワイトニングは、専用マウスピースと医薬品レベルの薬剤を使い、時間をかけてじっくり漂白するため透明感のある白さが長期間持続します。
セルフホワイトニングは、コーヒーやタバコによる表面汚れの除去に向いているものの漂白力はないため、短期間での再施術が必要です。
長期的に白さを維持したい場合は、継続購入しやすいホームホワイトニングが適しています。
ホワイトニングに関するよくある質問

ホワイトニングの効果や注意点、施術可否など、よくある疑問をまとめました。トーンアップの目安から、痛み・副作用、食事制限、受けられる条件まで順に解説します。
1回の施術でどれくらい白くなりますか?
オフィスホワイトニングでは、高濃度薬剤+光照射で1回あたり2~4段階トーンアップが可能です。
ホームホワイトニングは1日1回の装着で0.5~1段階ずつ白さが増し、2~4週間で約4段階向上します。
デュアルホワイトニング(トータルホワイトニング)は両者を併用するため、1回の施術で3~5段階のトーンアップが期待でき、即効性と持続性を兼ね備えています。
痛みや副作用はありますか?
ホワイトニング時に感じる主な痛みは知覚過敏による刺激で、虫歯やエナメル質の薄い部分に薬剤が浸透するため起こります。
多くは施術直後から24時間以内に生じ、一時的な歯茎の灼熱感や色ムラも報告されていますが、専門家によるフッ素塗布や知覚過敏用ジェルで緩和可能です。
ホワイトニング後に食事制限はありますか?
ホワイトニング後は歯の保護膜(ペリクル)が一時的に剥がれるため、色素沈着を防ぐ目的で濃色飲食物の摂取が制限されます。
オフィスは48時間、ホームは施術直後から約2時間はコーヒーや赤ワイン、カレーや炭酸飲料などを控えると効果が持続しやすくなります。
酸性食品や刺激物も合わせて注意が必要です。
それぞれのホワイトニング方法のおすすめの人は?
ホワイトニングは、施術方法に応じて向き不向きがあります。以下を参考に、自分の目的とライフスタイルに合う方法を選びましょう。
- オフィスホワイトニング:1回でも効果を感じたい、結婚式などイベント直前に白くしたい人
- ホームホワイトニング:費用を抑えつつ、好きな時間にじっくり取り組み、自然な白さを長期間維持したい人
- デュアルホワイトニング(トータルホワイトニング):即効性と持続性を両立させ、完璧な仕上がりを求める人
誰でもホワイトニングできますか?
妊娠中・授乳中や重度の歯周病、知覚過敏がある方は、施術を受けられません。
永久歯がすべて生えそろい、口腔内の健康状態が良好であれば、未成年でもホワイトニングを受けられます。
一般的には18歳以降が目安ですが、事前カウンセリングで虫歯や歯周病の有無、知覚過敏の有無を確認し、保護者同意を得たうえで施術を開始します。
まとめ
歯科医院で行うホワイトニングの費用相場は、保険適用外の自由診療のため、2万円~10万円程度の幅があります。
施術方法や目的、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
スガノ歯科クリニックでは、即効性抜群のオフィスホワイトニングを32,400円から、自宅で自然な白さを長期維持できるホームホワイトニングを27,540円から、両方をセットにしたトータルホワイトニングを68,040円からで提供しています。
経験豊富な歯科医師・歯科衛生士が専門的にサポートします。ホワイトニングをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。